構造コラム第25回「鉄骨造の場合の地中部について」

今回は、鉄骨造の建物を計画する時に、気をつけていただきたい点です。

特に狭小敷地の場合にご注意ください。

延べ面積を大きくとるために、外壁ラインを敷地境界に目一杯寄せる場合を想定します。

 

この時、地上部の柱・梁は小さいので、綺麗に納まっているように見えます。

また、エレベーターがあったとしても柱と大梁をかわして有効寸法が確保できます。

 

確かに”地上部は”綺麗に納まっています。

 

建物には地上部だけでなく、地中部が存在します。

鉄骨造の柱脚で代表的な、露出柱脚で考えてみます。

 

仮に地中部に1000*1000のRC柱型が必要な場合は、どうでしょうか。

へりあき距離が短く掘削ができない可能性がある事がわかります。

また、エレベーターの場合はどうでしょうか。ピットの有効寸法が確保できますでしょうか。

 

 

 

 

このように、鉄骨造の場合は地中部に地上部の柱より大きいRC柱型が入ります。

外周部やピット部の計画の際には、地中部にボリュームの大きいコンクリートの塊が

入る事を念頭に計画をお願いいたします。