2026年4月開始「BIM図面審査」への対応と弊社の取り組みについて

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
構造設計の立場から皆様の計画や意思決定を支えられるよう、引き続き誠実に取り組んでまいります。

今回は、今後のBIMを取り巻く動きと、弊社の取り組みについてご案内いたします。

2026年4月以降の「BIM図面審査」開始について

国土交通省より公表されている通り、2026年4月以降、建築確認において「BIM図面審査」が段階的に開始される予定となっています。
これは、BIMモデルから出力された図面について、従来行われてきた図面間の整合確認を一部省略し、確認審査の効率化を図る制度です。

※詳しくはこちら(国土交通省 BIM図面審査 制度説明会及び制度説明動画のご案内)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_fr_000233.html

今後の審査における重要ポイント

これまでの設計実務では、「図面同士が合っているか」「作図が正確か」という点が、確認審査において大きな比重を占めていました。
今後はそれに加えて、「BIMモデルへ正しく情報が入力されているか」という点が、より重要な判断軸になっていくと考えられます。

一方で、BIM図面審査は、BIMを使用していれば自動的に負担が減る仕組みではありません。
一定の入出力基準に沿ってモデルが作成されていること、設計者自身がその内容を理解したうえで運用していることが前提となります。
その意味では、設計者とお客様が同じ認識を共有しながら進めていくことが、これまで以上に重要になると感じています。

U’planの取り組み

U’planでは、この流れを見据え、すでにRevitを導入し、社内での運用検証を進めています。
2026年4月以降のBIM図面審査に向けて、現在は以下の準備を段階的に進めているところです。

  • BIMモデル作成ルールの整理
  • 構造図および構造計算との関係性の検証
  • 社内チェック体制の構築

BIMへの移行は、設計事務所だけで完結するものではありません。
意匠設計者の皆様や発注者の皆様と情報を共有しながら、無理のない形で進めていくことが重要だと考えています。
弊社としては、BIMを目的化するのではなく、設計の合理性や意思決定のしやすさを高めるための手段として捉え、お客様と一緒にBIMへの移行を進めていきたいと考えています。


今後、BIM図面審査への対応をご検討されている方、すでに提出を予定されている方、あるいは実務上の考え方について情報交換をされたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお声掛けください。
実際の案件や検討段階に即した形で、構造設計の立場からお話しできればと考えています。

今後とも、構造設計のパートナーとして、安心してご相談いただける存在であり続けられるよう努めてまいります。
引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。