杭基礎と直接基礎の違いについて整理してみました 🏗️

お客様との打ち合わせの中で、たびたび話題になるのが「杭基礎」と「直接基礎」の違いです。
言葉は似ていますが、構造的には大きな違いがあります。
今回はそのポイントを整理してお伝えいたします。


杭基礎と直接基礎の違い 🪵🆚🪨

両者の最も大きな違いは、「基礎と杭が一体化しているかどうか」です。

・基礎と杭が一体化している → 杭基礎
・一体化していない → 地盤改良(=直接基礎)

ややこしいのは「地盤改良杭」という呼び方があることです。
名前に「杭」と入っていても、基礎と一体化していない場合は杭基礎ではなく、地盤改良=直接基礎として扱います。

つまり、判断基準は
「杭という名称」ではなく、「基礎と一体化しているかどうか」です。


地震時の挙動の違い 🌏

・杭基礎:杭と基礎が一体化しているため、杭に生じた力がそのまま基礎に伝わる
・直接基礎(地盤改良を含む):改良体から基礎への影響はほとんどない

この違いが、建物の変形特性や安全性に大きく関わります。


杭基礎を採用するケース 🧱

・支持層が深く、地盤改良では支持層まで到達できない場合
・建物が細長く、地震時に片側が浮き上がるなどの変形を防ぐ必要がある場合

このようなときは、杭基礎により安定性を確保することが求められます。


直接基礎が有効なケース 💡

建物が細長くなく、支持層が深い場合でも、工法によっては10m程度の深い地盤改良が可能です。
つまり、支持層が深いからといって必ずしも杭基礎を選択する必要はありません。

鋼管タイプの地盤改良杭などを採用し、直接基礎とすることで
💰 コスト削減につながる可能性もあります。


まとめ 📌

基礎形式の選定は、構造的合理性とコストの両面で検討すべき重要な要素です。
基本計画段階で「杭基礎と直接基礎のどちらが適切か」悩まれる場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

近隣の地盤調査報告書をご提供いただければ、早期に検討が可能です。

今後もU‘planでは、設計初期の判断をサポートする情報を発信してまいります。


※画像はAIで作成しています。