このたび、弊社U’planが構造設計を担当した住宅「奥之家」が、第14回 京都建築賞「藤井厚二賞」を受賞しました。
「奥之家」は、大庭徹建築計画 一級建築士事務所様が設計された、木造2階建て・在来軸組工法の住宅です。
このような素晴らしい建築に、構造設計者として携わる機会をいただきましたことを大変光栄に思います。
建築の意図を支える構造計画
本建物では、空間の中に配置された3本の丸柱が、それぞれ「散文的な中心」としての意味を持ち、住宅全体の構成に深く関わっています。
構造設計においても、この建築的な意図を尊重しながら、3本の丸柱を中心とした効果的な梁架構を検討しました。
丸柱を単なる構造部材として扱うのではなく、空間の中心としての役割と構造的な合理性を両立させることが、本計画における重要なポイントの一つでした。
また、中央の中庭へと続く水平なボイド状の空間では、伸びやかな空間と十分な天井高さを確保するため、梁成を180mmに抑える構造計画としています。
意匠上の要求を実現しながら、木造架構としての安全性、合理性および施工性を確保できるよう、各部の架構について検討を重ねました。
『住宅建築』6月号に掲載
「奥之家」は、建築資料研究社が発行する『住宅建築』6月号にも掲載されています。
建築の構成や設計意図、空間の魅力について紹介されていますので、ぜひご覧ください。
U’planの木造建築への取り組み
U’planでは、RC造や鉄骨造だけでなく、木造建築の構造設計にも積極的に取り組んでいます。
住宅をはじめ、店舗、福祉施設、中大規模木造建築など、建物の用途や規模を問わず、意匠設計者の皆様と連携しながら、建築の意図を支える合理的な架構計画をご提案しています。
意匠性の高い木造建築や、一般的な壁量計算のみでは検討が難しい建物についても、安全性、施工性、合理性を総合的に検討し、許容応力度計算を含めた構造設計に対応しています。
このたび、構造設計をご依頼いただきました大庭徹建築計画 一級建築士事務所様をはじめ、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
今後も、建築の魅力を構造面から支え、安心・安全で質の高い建築づくりに貢献してまいります。
物件概要
- 物件名
- 奥之家
- 設計
- 大庭徹建築計画 一級建築士事務所
- 構造設計
- U’plan
- 構造・規模
- 木造2階建て・在来軸組工法
- 受賞
- 第14回 京都建築賞 藤井厚二賞
- 掲載誌
- 『住宅建築』6月号



















