【構造図の見方・読み方】仕様書には何が書かれている?

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こんにちは!建築構造モデルデータダウンロードサービス「STRUCTUREBANK」の建築構造用語集 編集部です。

構造図というのは使用する部材や位置などを示す大切な図面のひとつです。
しかし、構造図から読み取ることのできる情報は、実はそれだけではありません。
今回は標準仕様の構造図の記載内容から、建物の耐震性能等がどのように読み取れるか、ご紹介していきたいと思います。

耐震等級と地盤の強さを読みとる

今回は、耐震等級や地盤について読み解いていきます。
下記サンプル図面をご覧ください。

『1.建築物の構造内容』


上から順に建物名と建築住所から始まり、新築/増改築,鉄筋コンクリート造や鉄骨造の構造区分,建物階数や用途などがあります。

(10),(11)には、建物の耐震性能が、どのような設計手法で確保されているのか、耐震等級は考慮されているかどうかについて記載されています。

今回のサンプル図面では、設計手法として保有水平耐力計算を採用し、耐震等級は“2”、建築基準法の1.25倍の地震力を想定して設計していることが分かります。

『3.地盤』


この段落では、建物の基礎を支える地盤について書かれています。

今回の図面では、建設地内でボーリングと液状化判定の調査をしていることがわかります。
その時の地盤の固さがグラフで表示されており、地表面から約16mの深さに、建物の重量をしっかり支えることの出来る固い地盤が確認できます。

引き続いて、敷地と建物形状、敷地内のどの位置で調査を行ったかをまとめています。
規模が大きい建物ですと、一つの敷地内で数ヶ所の調査を行うことになります。

『4.地業工事』


上記の『3.地盤』で明示した地盤調査結果をもとに建物の基礎を設計します。
直接基礎か杭基礎か、採用する基礎についての内容が記載されます。

今回は杭基礎の中から、場所打ちコンクリート杭・アースドリル工法を採用しています。
また、コンクリート強度やセメント量、鉄筋の強度も表示されています。

  • ①保有水平耐力計算をしている
  • ②建築基準法上の1.25倍の地震力を採用している
  • ③地下約16mに固い地盤がある
  • ④場所打ちコンクリート杭という基礎が採用されている

標準仕様を読み込んだ結果、この○○ビルと言う建物は、
『通常の1.25倍の地震力で設計されており、場所打ちコンクリート杭によって地下約16mの地盤が支えている』という事がわかりました。

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