照査の意味
照査(しょうさ)という言葉は公共事業における設計業務では良く出てくる言葉のように感じます。
設計照査制度-国土交通省
国土交通省の発行しているこの資料によれば、
要は照査というのは「設計ミスがないかチェックすること」のことを指します。
調査とかチェックと比べるとなんとなくニュアンスが異なって聞こえますが、
いざ調べてみるときちんと定義付けされていたのですね。
では、もう少し詳しく意味を見てみましょう。
照査は特に<発注者>がする場合が多い
受注者側は設計ミスを撲滅するために、二人制で相互にチェックを行うダブルチェック制度を設けている場合がありますが、
一方で、照査は発注者側が行なうことを指す場合が多いようです。
照査技術者という呼び方があるように、建築物の仕様にきちんと乗っかっているか、
さらには実際に構造物が使用される段階を想定して、配管や既存の建物と干渉しないかなど、
細部までを想定したチェック体制が必要な場合もあります。
受注者側の設計者がそういった事情を考慮するのが理想ですが、ちゃんと発注者側でも確認しておきましょうということですね。