こんにちは!擁壁構造計算書のECサイト「StructureBank-工作物」の建築構造用語集 編集部です。今回は「高さ方向の地震層せん断係数の分布係数」とは何かを解説します。
木造住宅では筋交いといえば「木材」というパターンがほとんどです。
しかし告示では鉄筋による筋交いも規定されています。
その性質と特徴を把握して使用を検討してみてはいかがでしょうか。今回は鉄筋ブレースについて解説します。
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鉄筋ブレースのサイズ
鉄筋ブレースは告示では直径9㎜以上と規定されています。
ですので9㎜以上の鉄筋であれば使用することができます。また、接合部も規定されているので、接合方法についても理解しておきましょう。

鉄筋ブレースの倍率
鉄筋ブレースの倍率は片方で1.0、たすき掛けで2.0です。
木材の筋交いと比較すると倍率では15x90と同等の強さです。
頻繁に使用される木材の筋交い45x90は片方で2.0なので、告示に規定されている筋交いの中では最も弱い壁倍率ということになります。
鉄筋ブレースは線が細いため、あまり目立ちません。そのため開口部などの設置し、視線が通る耐力壁として利用されることが多いですが、抵抗力はあまり大きくないわけですね。一長一短ですね。
鉄筋ブレースと同等の商品
告示では鉄筋を使用するように指定されていますが、同等の商品が各種メーカーから発売されています。
接合部もセットで販売されており、告示の納まりよりも簡易かつ、きれいな納まりであるため頻繁に利用されています。
今回は鉄筋ブレースについて解説しました。
StructureBank-工作物について
『Structure Bank工作物』は構造計算が必要とされない擁壁、塀、階段部材などの工作物に対する構造計算書や図面を、オリジナルのECサイトを通じて提供するものです。
サイトには安全性を確認した構造体の構造計算書類が格納されています。
以下の工作物の構造図と構造計算書をサイト上で購入することができます。
ユーザーは構造設計事務所に依頼することなく、必要な構造計算書類を購入することができます。
・高さ2mまでのL型擁壁(1階~3階建ての木造住宅を設置可能)
・高さ2mまでの逆T型擁壁(平屋建ての木造住宅を設置可能)
・高さ2mまでのコンクリート塀
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