工場は虫対策が品質管理のカギを握る【永遠の敵】

品質管理が厳しくなる時代

繊維や金属といった各素材の製造業を始めとして、食品の衛生問題や、雑貨の品質など、日本のものづくりのレベルはトップクラスにいます。

最近はデータの改ざんのような事件が続きましたが、そのあおりもあり、今もなお要求される品質レベルは高まる一方です。

設備の生産効率を上げ、あらゆる設備を自動化していくことで、各企業は生産能力の向上を図っています。

しかし、また多くの企業がある“問題”に頭を悩ませているのです。

虫混入という永遠の課題

虫というものは隙間という隙間から侵入してきます。

ほんの数ミリの小さな虫でさえ、生産ラインの中に混入すれば、そのラインで流した一定の製品はもうだめになってしまいます。

機械加工の製造業などはもちろんですが、特に食品業界や製薬業界は、虫の混入は衛生問題にもつながり、命取りになってしまいます。

では、どのような対策があるのでしょうか。

 

1.虫取りグッズを使用する

最もシンプルな対策です。トリモチのついた餌場へおびきよせ、捕まえる方法や、

蚊取り線香、虫の嫌がる匂いが出るもの等、市販されている虫対策グッズに似ているものを使う方法です。

例えばGホイホイなどが有名ですが、これらは侵入してしまった虫を捕まえるという目的ですから、これでは完全とは言えません。

2.二重扉にする

これは設備的な対策です。虫というのはたびたび人間の衣服にくっついて侵入したり、

靴底についた小さな卵が工場内で育ち、混入してしまうケースもあるのです。

そのために二重扉を設置し、中に靴底洗い機や、エアーシャワーを設けることで、作業員の出入り時の侵入を防ぐことが出来ます。

 

しかし、設備投資では防ぎきることは難しい!

しかし、これらの二次的な対策ではまだ不十分といえるでしょう。

先ほど前述した通り、ほんの数ミリの隙間ですら虫の侵入経路になってしまいます。

工場の多くは鉄骨造ですから、どうしても経年劣化とともに隙間が生まれたりするものなのです。

その点では最も虫対策に効果のある建物は、RC(鉄筋コンクリート)造の建物です。

これはドアなどの建具部分を除いて、まったく隙間が生まれません。

ですが、コストが高くなってしまうのが難点です。それに、これから新築しようとする工場・倉庫にしか当てはまりません。

 

 虫対策は、設備を投資し続け、決してゼロにはならないことを覚悟しながら、

 限りなくゼロへ近づけていくしかないのです。

 

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