【構造がわかる建築デザイナーになろう】LDKの上を吹き抜けにするために絶対に必要な部材

@Koyoarchiです。ご安全に!

建て主の方とプランの打ち合わせの時に「LDKは吹き抜けにして、天井が高くしたい」という話が上がったことはありませんか?
思わず見上げてしまうほどに、天井が高いLDKは誰しもが憧れる団らんの場。
しかし意外に知られていないのが、木造の住宅で大きな吹き抜けを作るなら、絶対に外せない部材・要素があるということ。
あとで建て主さんに「やっぱり吹き抜け出来ないです…」なんて言わなくて済むように、吹き抜けするなら外せない部材について紹介していきます!

ズバリ、火打(水平ブレース)が必須

最もベーシックな手法は「火打を入れる」というやり方です。
これによって吹き抜けとなっていても、その四隅はしっかり補強材を入れることで、多少は変形を食い止めることができるようになります。

ただ、あまり広い吹き抜けだと、多くの火打を入れる必要があるため、吹き抜けの中央なんかにズドンを梁を通さなければならない…ということにもなりかねません。

「火打なんて入れられるわけないじゃん!」というなら…

しかし火打は吹き抜けの中に現れてきてしまうため、なかなか建て主さんの理解・納得を得るのは難しくもあります。
そんな時は「キャットウォーク」で火打の代用とすることも可能です。
吹き抜けの片側に寄せる位置に910mmほどのキャットウォークを設けることができれば、
これを吹き抜け部分の補強材としてみることができるようになるため、火打ばりを入れる必要がありません。
ぜひぜひ、キャットウォークを打診してみてはいかがでしょうか?

【設計者必見!!】構造設計の時間とコストを大幅に削減するクラウドサービス

STRUCTURE BANKは建築物の構造躯体モデルをダウンロードできるクラウドサービスです。
安全性を確認したリアルなモデルであるため、設計実務に利用することも、建築教育に利用することも
可能です。利用用途は無限大。

確かな安全性 :構造設計事務所が作成したモデルであるため、安全性はお墨付きです。
データの実用性:データを加工編集しても、実際の建築設計に利用することができます。
2D/3Dモデル :モデルは2Dのプランニングシート、3Dモデル(Revit、アーキトレンド)で提供しています。

【公式】https://www.structurebank.jpにアクセスして無料でデータをダウンロード