壁の枚数を減らせる?!木造の耐力壁の壁倍率が上がったの知ってた?

構造設計一級建築士の@mituru0622です!

今日は意匠設計者の皆さんにお得情報です。
皆さんもご存知の通り、木造の戸建住宅には耐力壁がつきものです。必要最低限の枚数を配置しようとしても、そう都合よく綺麗に配置するのもなかなかうまくいきませんよね。
しかし、その耐力壁の告示仕様に「高倍率仕様」が仲間入りしたのです。釘の種類やピッチを変えるだけで、これまでの壁倍率よりも大きい耐力壁とすることができ、結果的に壁の枚数を減らすことができるようになりました!
普段お付き合いしている構造設計事務所で、もしこの告示仕様を使っていなければ、ぜひぜひ提案してみてくださいね〜

木造軸組工法・枠組工法どちらにも高倍率仕様が登場!

これまでの通常の告示仕様と比べて、最高でも2.5倍の壁倍率だったのが、在来軸組工法では「3.7倍」(真壁納まりだと3.3倍)が登場しました!
ポイントは、必要な構造用合板厚みと、使用する釘の種類がN50からCN50釘が必要となった点です。
詳しい仕様の内容は下記のリンクからどうぞ。

CN釘とはなんだ?

これまでの耐力壁でよく使うのはN釘でした。CN釘というのは、N釘よりも少し太いのと、CN50の場合、釘頭皿に50という数字の刻印があり、それ以外は模様がなく真っ平らであるという違いがあります。
現場で間違えてしまわないように、しっかり注意しましょうね〜

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