@Koyoarchiです。ご安全に!

 今回は建築設計に携わる人には最も恐ろしい、ミスについての話です…
私が近くや遠くの建築業界を眺めながら発見したミスのパターンというものがあります。
特に、構造設計に関する3つのミスパターンについて今回はご紹介してみたいと思います。

目次

「リアル」に関するミス

 ミスのパターンのひとつに「リアルな納まりをイメージできていなかった」というものがあります。
設計通りに施工が出来ないほどに狭い場所だった…
溶接するにはあまりに部材同士のスペースがなかった…
あまりにギリギリの設計のため、現場での調整が難しかった…

 これらのミスは、経験の浅い人や、実際の現場をあまり知らない人に多いのではないでしょうか。
しかしまだ経験の少ない人であっても、実際に施工する場面を想像したり、頭の中で組み立てていくように想像してみると良いのではないでしょうか。
機械が入りそうか、手すら入らないのではないか、などという視点で考えるだけでも、意外に気づけるミスはあります。

「モデル」に関するミス

 ふたつめは「構造計算モデル」が実情にあっていなかった、というものです。
これは経験の豊富さに限らず起こりうるミスですね。アカデミックな高度な力学や、工学的な専門分野に秀でた人でないと、
ダブルチェックをしても気づかない場合があります。
 こういった場合は、初めの構造計画を念入りに行うことが大切です。
つまり「リアル」を想像してみてその通りうまく行きそうかどうか、あるいは力学的な解釈に誤解はないか、専門性のある人に確認することが大切です。

「図面」に関するミス

 これはミスの中でも最も起こりやすいミスではないでしょうか。防ごうと思っても、完全に防ぐことは難しいかもしれません。
対策としてはダブルチェック(ピアチェック)を複数回行う、図面の簡略化を行い不要な情報を記載しない、というような手法もあれば、
図面の作図を機械化(AI化)することで、人の手による作図フローをなくすということも挙げられます。
一見、機械化はなかなか取り組みづらい対策かもしれませんが、作図のフローを出来るだけ省力化していくというのは非常に効果的なので、実践していきたいですね。

設計から現場まで、ミスゼロで行こう。「STRUCTURE BANK」

 そこで最近は構造計算済みのデータをダウンロードできるというサービスも登場しています。
好きな位置に壁を配置するだけで、その場ですぐに構造計算が完了する驚異の設計ツールをダウンロードすることができます。
少なくとも構造図は人の手による作図ではなく、既に完成済みで精度の確保されたものですのでミスを防げるというものです。

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