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こんにちは!建築構造モデルデータダウンロードサービス「STRUCTUREBANK」の建築構造用語集 編集部です。
地盤改良には「浅層混合処理工法」(表層改良)と「深層混合処理工法」(改良杭・柱状改良)があります。
深層混合処理工法では改良杭と呼ばれる杭を基礎下に施工し、軟弱な地盤を補強します。
セメントミルクで構成する在来工法や大臣認定を取得した既製品工法が改良杭の種類です。
今回は「深層混合処理工法」の種類について解説します。
在来工法
日本建築学会「建築基礎構造設計指針」「小規模建築物基礎設計指針」に基づいて計算を行い、柱状改良体の本数や径、強度を算定する方法です。
指針に基づいて計算を行うため、汎用性が高く土質の情報があればだれでも計算を行うことができます。
改良杭の材質にはセメントミルクや鋼管が用いられます。
一般的にはセメントミルクによる工法が採用されることが多いです。
改良体の径は直径600㎜~1000㎜が一般的です。
既製品工法
メーカーが建築学会の指針に基づいて製作したものを施工する工法です。
様々な地盤の状況を想定しているため多様な製品が開発されています。
セメントミルク系と鋼管杭系に分類してご紹介します。
セメントミルク系
セメントミルク系はオーガで地面に穴をあけてその中にセメントミルクを撹拌注入する工法です。
音は意外と静かです。
セメントミルク系の改良体は引き抜くことができないため、建物を取り壊した後も地中に埋設されることになります。
鋼管杭系
鋼管杭の先端に円形の羽をつけて改良体としての耐力を強化した工法です。
工場で製作した杭を使用するため、施工時間を短縮できます。想定していたよりも支持層が深い、などで鋼管の長さが不足する場合があるので注意が必要です。
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