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こんにちは！建築構造モデルデータダウンロードサービス「STRUCTUREBANK」の建築構造用語集 編集部です。
皆さんは「構面」という言葉をご存じでしょうか。辞書やWikipediaにも記載がなくどうやら完全な建築用語のようです。
構面とは柱や梁で囲まれた二次元のフレームを指します。構面には「鉛直構面」と「水平構面」の2種類があり、それぞれ役割が異なります。
ここでは「鉛直構面」について解説します。
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鉛直構面とは？
構面は梁や柱で囲まれたフレームのことを指します。なので、鉛直構面とは鉛直の2次元平面を構成するフレームのことです。
梁と柱で囲われている部分であればすべてが鉛直構面です。
耐力壁が設置されている箇所はもちろん、開口部や外壁、内壁がない箇所も水平構面です。
鉛直構面の役割
鉛直構面の役割は建物の揺れを抑えて、倒壊を防ぐ役割を担います。
ただし、鉛直構面には耐震要素が設置されていることが必須です。柱の端部や梁の端部がピン接合になっている場合は接合部で踏ん張ることができず、耐震要素になり得ません。
水平荷重を負担するために
前述の通り水平荷重を負担できる部材を鉛直構面に挿入するまたは設置する必要があります。
水平力を負担できる部材は構造種別によって異なります。以下が代表的な部材です。
| 木造 | 構造用合板、筋交い、鉄筋ブレース、既製品耐力壁、木質ラーメンフレームなど |
| 鉄骨造 | ラーメンフレーム（柱梁の剛接合）、ブレースなど |
| RC造 | ラーメンフレーム、耐震壁など |
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