短期荷重とは?

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こんにちは!建築構造モデルデータダウンロードサービス「STRUCTUREBANK」の建築構造用語集 編集部です。

建築物の構造設計では、「鉛直荷重」と「水平荷重」の2種類に分けて部材の検討などを行います。

これらの分類は荷重の方向によって分類されていますが、荷重がかかっている期間によっても分類し検討します。

「長期的な荷重」は「長期荷重」、「短期的な荷重」は「短期荷重」と呼びます。

今回は「短期荷重」について解説します。

短期荷重とは?

前述の通り、長期荷重は「部材に短期的に働く荷重」のことを指します。

短期的に働く荷重のことを指しており特に力の方向には関係しません。

積雪荷重や風による吹き降ろし・吹上なども短期荷重として考えます。

それでは、短期荷重にはどのような荷重があるのか見てみましょう。

短期荷重の種類

代表的な短期荷重は以下の通りです。

荷重の種類荷重の内容
地震荷重地震による水平力、地震による突出部の鉛直荷重(縦揺れ)
風荷重風による水平力、風による庇などの突出部への吹上・吹き下ろし(縦揺れ)
積雪荷重積雪による鉛直荷重
何が短期荷重となるかは状況によって判断

以上のように代表的な長期荷重を紹介しました。しかし、短期荷重となりうる荷重は状況によって変化します。

例えば土砂が警戒される地域では土砂による土圧も短期荷重として採用するべきです。

(土砂警戒区域などでは、土砂による土圧の取り扱いが自治体によって定められているので注意が必要です)

長期荷重との違い

長期荷重と短期荷重では想定される載荷期間が異なります。しかし、当然のことですが短期荷重が載荷されている間も、長期荷重は載荷され続けます。

実際に設計を行う際には、長期荷重のみの場合と長期荷重+短期荷重の場合を検討します。

構造設計者でもたまに間違える言葉の定義についてです。

「短期荷重」とは短期時の荷重のみを指しますが「短期時の検討」となると前述のように長期荷重+短期荷重による検討のことを指します。短期荷重のみで検討をおこなうことは少ないです。
短期時の検討のことを「地震時の検討」や「風圧時の検討」などと呼びますが、その際には長期+短期の検討を行っています。

今回は、短期荷重について解説しました。

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