@Koyoarchiです。ご安全に!

 この間「顧客がネットで設計する」という時代がそこまで来るぞ!という記事を投稿したばかりなのですが、
いよいよ本当に住宅の設計・販売とオンラインが一気通貫で結びつくようになりました。

ジブンハウスは2016年に設立。空き時間にスマホで気軽に家づくりが進められる「オンラインで完成する家づくり」をコンセプトにしている。

 私は寡聞にしてまだ存じ上げなかったのですが、この「ジブンハウス」さんはVRを軸にして顧客の住宅購入までの体験を最短化することを掲げられているようですね。
 バーチャルリアリティを利用したオンラインでの住宅展示場…というのがキャッチーでわかりやすいですね。
顧客目線で考えてみると、家づくりに対する漠然としたハードルと不安を、気軽に自らのタイミングで解消できるというのが大きなメリットと言えるでしょう。
 一般的に、消費財や日用品に対してのニーズは時代や流行に合わせてコロコロと変わっていくもの…というのはよく知られています。
そのため、住宅や不動産という業界においても同様にニーズは変わっていると考えるのが自然です。
では「家を買う」という点において、顧客の真のニーズは一体どこにあるのでしょうか?

目次

家づくりにおけるニーズは「モノよりコト」思考へ

 ジブンハウスさんのコンセプトにも掲げられていますが『「空き時間」にスマホで気軽に家づくりが進められる』というのが、近年の顧客思考を、ひいては現代人のモノに対する価値観というのを表しています。

 顧客のニーズはこれまでの「こだわりの住宅」というような「モノ思考」にあるのではなく「わかりやすく、自分が納得した上で作りたい」という「コト思考」に移ってきているのではないでしょうか。

 こだわり抜いた住宅を、密度の濃い打ち合わせを何度も何度も重ね、さらに予算が多少張り込んだとしてもローンを組んで実現していきたい…というよりは、予算は身の丈に合わせ、そこまで時間をかけず、自分自身でちゃんと考えて家づくりをしたいということですね。
 今はインターネットで専門家に無料で質問ができたり、検索すれば多くの体験談に触れることができます。
そういう風に情報収集の方法が確立されていることもあり、経験以外の知識差という点においては、専門家と一般の方の境界線というのはかなり曖昧になっていますね。

「打ち合わせ」は、本当に顧客のためになっていますか?

 前述したモノコト思考へ顧客ニーズが変容している要因として考えられるのは「打ち合わせ疲れ」にあるのではないでしょうか。

平日は仕事で遅くまで働き、家づくりのことを考える余裕はなく、休みの日には設計打ち合わせで色々なことを決めたり、考えたりしないといけない…
営業担当者が、前言っていたことと違うことを言ったり、出てきた見積もりが想像を超える金額だったり…
Googleで「住宅 打ち合わせ」まで入力すると、サジェストに出てくるのは「疲れた」なのです。

 意匠設計者、あるいは営業担当者が、しっかりとコンパクトかつわかりやすい打ち合わせの舵を切っていかなければなりません。

顧客との打ち合わせを簡単に「効率化」するには

 では、顧客との打ち合わせの満足度を上げながら、しっかり効率化・時短化するにはどうすればよいでしょうか。

 最近では「簡単な設計ガイドにのっとって壁を配置するだけですぐに構造設計が完了し、梁や柱の大きさや位置まで瞬時に決められる」設計ガイドを無料配布するサービスも登場しています。
これを使い、例えば営業担当者と顧客との基本計画の打ち合わせの段階で、その設計ガイドにのっとりながら間取りやプランを決めることで、その場で構造設計まで終えることができます。
さらに、通常であればそこからさらに必要となる構造設計期間・調整期間・顧客との調整打ち合わせなどを、全て省くことが出来るのです。

ニーズを掴み、次の手を打っていく

 利益をさらに増やしていくためにどうすれば…と考えだすと、住宅設計における「顧客満足度」を上げればいい!→そのためにはヒアリングと打ち合わせを何回も重ね、印象良く思ってもらう…という風になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 ですが、これがもし「打ち合わせに疲れている人」が顧客だった場合、むしろ逆効果になってしまいますね。

 顧客のニーズも「効率化」にあるのです。住宅設計も効率化を本当に取り組まなければいけません。

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