構造コラム

構造コラム第26回「ピロティとピロティ形式」

建築用語で「ピロティ」という言葉があります。日本建築学会編「建築学用語辞典」(岩波書店)によると、ピロティは「建築物の一階部分で、壁によって囲われず、柱だけの外部に開かれた空間」と記載されています。   前述の…続きを見る

構造コラム第25回「鉄骨造の場合の地中部について」

今回は、鉄骨造の建物を計画する時に、気をつけていただきたい点です。 特に狭小敷地の場合にご注意ください。 延べ面積を大きくとるために、外壁ラインを敷地境界に目一杯寄せる場合を想定します。   この時、地上部の柱…続きを見る

構造コラム第24回「全体崩壊と層崩壊」

現行の構造計算は、稀に発生する中程度の地震(震度4~5弱程度)に対して「柱や梁が損傷しないことを目標」とする一次設計、極めて稀に発生する最大級の地震(震度6強程度)に対して「柱や梁に損傷が生じても、倒壊・崩壊しないことを…続きを見る

構造コラム第23回「太陽光発電設備の構造設計-経済性と安全性の両立-」

太陽光発電設備は、2012年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)の導入に伴い 建設が急増しました。 しかし近年、構造体力不足を要因とした暴風や大雪による被害が増加してきています。 被害の事例として下記が…続きを見る

構造コラム第22回「基礎と建物と敷地」

今回は、基礎形式と建物規模と敷地条件のお話です。 ①基礎形式の種類 基礎の種類は大きく二種類の形式に分かれます。 一つが直接基礎(独立基礎,布基礎,ベタ基礎)で、もう一つが杭基礎です。 そして、一つの建物において直接基礎…続きを見る

構造コラム第21回「振動解析への誘い」

構造設計は、数多くの「仮定」のもとに成り立っています。とりわけ地震の力と建物の挙動は、仮定の上に仮定が重なるようにして計算しています。低中層の建物は、過去の地震被害や多くの実験などの実績があり、現行の計算方法が「あながち…続きを見る

構造コラム第20回「建物の『バランス』-剛性率と偏心率-」

みなさんは、建物の『バランス』を考えたことはありますでしょうか。 例えば、木造の建物で告示上の耐力壁の量が足りていても、実際に構造計算をすると建物のバランスが悪いため、想定よりも大きな力が働き、部材が大きくなってしまう場…続きを見る

構造コラム第19回「RC造ラーメンの耐震壁について」

RC造ラーメン架構の耐震要素として、耐震壁があります。 どのようなRC造の壁も耐震壁となるのかと言うと違います。 耐震壁とできる壁の条件は、下記になります。     しかし、実際には採光などの問題で、…続きを見る

構造コラム第18回「コンクリートのせん断ひび割れ」

現在の日本では、建築物の構造体に使われる材料は木・鋼・コンクリートが主流になっています。その中でもコンクリートは、鉄筋コンクリート造はもとより木造や鉄骨造の基礎にも使用され、最も多く使用される構造材料と言えるでしょう。 …続きを見る